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平成仮面ライダー勉強会
Head First Kamen Ride
日時 2010/02/22 PM20:00-22:30
基調講演 @wakusei2nd
ハッシュタグ #krb
サイト
告知
http://kokucheese.com/event/index/1377/
プログラム
http://sites.google.com/site/kamenriderbenkyoukai/
togetter
http://togetter.com/li/6746
このテキストについて
基調講演のshinoのメモです。そのまま編集せずに出しています。固有名詞や内容については誤りがある可能性があります。
平成仮面ライダー勉強会
2010/02/22 20:08 画面設定終了
リアリズムの欠如
95年の思想
時代をゼロからはじめよう
平成仮面ライダーの軌跡
仮面ライダークウガ(2000)
仮面ライダーアギト(2001)
仮面ライダー龍騎(2002)
仮面ライダー555(2003)
仮面ライダー剣(2004)
仮面ライダー響鬼(2005)
仮面ライダーカブト(2006)
仮面ライダー電王(2007)
仮面ライダーキバ(2008)
仮面ライダーディケイド(2009)
仮面ライダーW(2009-2010)
LT
今日の感想
LTの説明をいれている。
@kakutaniのまうしろ。
評論家宇野氏
サブカルチャー全般。
ディケイド祭り
夏コミ同人誌
平成カメンライダーのクリティカルポイント
一連の議論のたたき台のなるものを一時間で紹介する
会場のほとんどが仮面ライダーみてる。
(shino:すみません、予習してない)
平成ライダーは昭和ライダー好きに評判悪い
おもちゃは昭和ライダーのがいい(造形的に)
2010/02/22 20:08 画面設定終了
異形のヒーロー。異形のものたちが社会に生きていく。
阻害されたり、差別されている人たちの能力を超能力として描かれている。
傷を隠すために仮面をかぶっている。
東映プログラムピクチャー
時代映画のスタッフが流れ込んでいる
プラグラムピクチャーは映画用語
スケバン刑事
(shino:B級映画だったのか。漫画しか読んでない……)。
円谷とは対照的
ウルトラマン(ビッグ・ブラザー)との比較。仮面ライダーはリトル・ピープル。
エヴァンゲリオンはビック・ブラザー的なものを復活させようとして失敗した話
リアリズムの欠如
リアリズムの欠如
アニメに組織性のリアリズムを取り入れたのはガンダム
その次にでてきたのがパトレイバー
押井守の映画的にすばらしいというのは違い、サブカルチャーで初めて公共性とか官僚を取り入れることに成功した点ですばらしい作品といえる
パトレイバーの成果をうけ、特撮やアニメやドラマ(踊る大捜査線)が官僚組織を描くことに成功した。
小説ではずっと前からできていたが、映像系ではここら辺から組織のリアリズムがでてきた
95年の思想
平成特撮ルネサンスの挫折
ガメラもウルトラマンティガもラストに失敗している
こどもたちの元気玉を集めて話を納めた
これは脚本的には失敗
大きな公共性をガメラやウルトラマンが背負っているというのをスタッフが信用していない
作品のなかのロジックがぶれ、作品の意味があやうい
エヴァンゲリオンがサブカルチャーに大きな痕跡を残している
ビックブラザーの復活に失敗している、というのが、リアリティがあった
もう無理だよ、、と、放送事故のように終わるのがブレてない
でも、宇野氏は、エヴァは趣味じゃないらしい
時代をゼロからはじめよう
平成仮面ライダーの軌跡
現在11作品
大きなものがどーんとあるんじゃなくて、小さなものが混沌とたくさんある、というのが白倉的考え方
じつは、この路線は昭和仮面ライダーのリトル・ピープルの正統的
仮面ライダークウガ(2000)
クウガがやったことは、ガメラ、ティガ、踊る大捜査線を取り入れた
対象年齢をあげた
オタク第二世代的な正義感
撤退線を繰り返したすえの世界の片隅に正義はあるのではないか?
文明の世界にしか正義はない
クウガはあえていじわるな言い方をすれば異民族やテロをしているところは壊してもいいんじゃないか?
現在のリベラリズムが受けている自由な多様な価値観を許容する社会を壊している
そういうものは排除するしかない
アメリカ的
真摯に作られているけれど、その分、作品から一歩外にでた瞬間、作品にたいする疑問がでてくる
イケメンヒーローブームを生み出す
仮面ライダーアギト(2001)
Pが白倉に
ヒーローに萌えない人も、アギトなら入れる
いろんなクリティカルポイントがある
ヒーローが複数になっている
作画、おもちゃ業界からの注文
アギト=超能力者
ヒーローを超越者ではなく、せいぜい越境者(たくさんいる)と位置づけている
G3をはめたら誰でもヒーローになる
アメリカのサイコサスペンスのぱくり
「ツイン・ピークス」「Xファイル」など←ドラマ設定
アギトは90年代批評
90年代はトラウマをもった主人公がいやされるというパターン
超能力をアイデンティティとしない主人公(少年)によって、まわりが救われていく
アギトのやりのこしたこと
敵の不在
仮面ライダー龍騎(2002)
バトルロワイヤル系の代表
大きな正義はなく、正義=人間の欲望
「正義」も「ヒーロー」も前提として「複数」
カードをもって、モンスターと契約すればライダーになれる
自分がもつカードが重要
そんな世界で「超越」はないのか?
勝った奴が正義?
王者が絶対強い
王者は目的がない
欲望が満たされたら弱くなる
単にいらいらしている奴が強い
徹底した自己目的化
平成ライダーの方向性を決定づけていて、ラジカル
仮面ライダー555(2003)
シリーズの臨海点
敵は自分と同じ
そもそも仮面ライダーは怪人が主人公だった
クウガは究極な善人がヒーローだった
それが昭和ライダーの立ち位置にもどっただけ
事実上進行しないストーリー
世の中はただ楽しく群れることを希求しているだけ
変身能力の外部化を完成している。
携帯で変身できる
ライダーは携帯を持っている。(え?それでいいの?by宇野)
誰が誰と変わっても同じ
自分を自分として決定づけるのはアイテム
誰もが入れ替われる=グローバル化
謎はいろいろ残されてる
仮面ライダー剣(2004)
Pが白倉から変わった
職業ライダー
第一話で組織は解体
残ったテーマは異形のものがどう生きるのか
カードゲーム的コンセプトが洗練されている
仮面ライダー響鬼(2005)
映像、演出、役者みんなすばらしかった
白倉三部作品のアンチテーゼ
対象年齢が高い
大人の自信回復のためのストーリー
後半、白倉再登板
路線変更したとたん、イケメン登場
井上、最終回の脚本を書いたものの、現場に却下されている
「もう俺のそばにいて大丈夫だな」(没)と、「俺がいなくても大丈夫だな」(←メモ正確にとれてない)では意味が全然違う
仮面ライダーカブト(2006)
世界系ブーム、携帯小説のブーム
「オラオラ系」「俺様系」主人公がヒロインにせまる
敵の問題はスルー
前半はよいのだが、後半は脚本がブレていく
仮面ライダー電王(2007)
変身の意味をかえた。
変身=コミュニケーション
それまでは変身が超能力だったり異形のものだった
イマジン人気
スーツ&声優(要素+要素)の結びつき
われわれがどういうものにお金をはらうのか?というのは、人格ではなく、人格の断片に萌えるということ
次の課題
敵を作れてない
→終われてない
ケイオンなどの空気系?サザエさん的、永遠の繰り返し
変なところに行っちゃった作品
仮面ライダーキバ(2008)
クウガ(異形の民族は殺せばいい)
P井上
友達親子
(shino:思い出したけれど、ゼブラーマンっていつだっけ?←2004年だった)
80年代のお父さん的なものを生き残らせるためにある
キバ(運命・遺伝の象徴)とイクサ(自己決定の象徴)
仮面ライダーディケイド(2009)
シリーズを渡り歩いている
反則番組
キャラに萌えるとはどういうことか?というのを書いている
ディケイドがやっていることはそういうこと
キャラクター産業がやっていることを映像化した
これをやるには10年必要だし、自分たちがやっていることに自覚的である必要がある
仮面ライダーW(2009-2010)
隙のない予定調和
昭和のショッカーは、大ショッカーになっている!
(shino注:これはこの講演の結論ではない。shinoがQAの時に質問して教えてもらったこと)
LT
@kdmsnrさん
白倉「ヒーローと正義」
集団的なもの≒人間的?
集団的なものを離れるとき
規律をやぶる=変身
@kdmsnrさんのLTがメタすぎておもしろかったなぁ。
(どなたでしたっけ)
「平成ライダー10年の轍」
すごい。現場の人が!
今日の感想
だいたいわかった!