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shinoのときどき日記


2012年01月07日(Sat)

『叶うことならお百度参り』渡辺一枝

前作『チベットを馬でゆく』では1995年のチベット旅行が記されていたが、それよりあとのチベット参りのエッセイ。テンジン・ドルマという少女との関わり、高山での体調不良など。巡礼としてのすみわたるような筆致はやはりチベットを馬でゆくのほうが良かったかも。ただ、この本のタイトルからもわかるように、著者はチベットへの自分自身の旅を巡礼と考えているのだと思う。単純な旅ではなく、巡礼のひとつとして読んだ。

叶うことならお百度参り―チベット聖山巡礼行
渡辺 一枝
文藝春秋
¥ 2,000

Tags: 読書

2012年01月11日(Wed)

『敦煌』井上靖

敦煌で発掘された巻物群がだれにどのような状況で保存されたかを描いた小説。

敦煌 (新潮文庫)
井上 靖
新潮社
¥ 500

Tags: 読書

2012年01月12日(Thu)

『絣のもんぺでトレビアン』渡辺一枝

タイトルから想像できなかったけど、チベットとサハラとウィーンの旅行記だった。前に読んだ『チベットを馬でゆく』とは違って、現地の人と交流よりも東洋好きインテリ階級の西洋人との交流が書かれていた。

絣のもんぺでトレビアン
渡辺 一枝
佼成出版社
¥ 1,260

Tags: 読書

2012年01月17日(Tue)

『アンのゆりかご―村岡花子の生涯』村岡恵理

アンの翻訳者、村岡花子の伝記。村岡花子の出身のミッションスクールはメソジスト派のカナダ人宣教師が設立した学校だ。ここで、村岡が英語に親しみ、アンに接することとなったのは、アンのあとがきからも読み取れていた。メソジスト派は、アンの作中では長老派のライバルとして高齢のご婦人方にひんしゅくを買っているのだけれど、そのメソジスト派の流れから日本ではアンが広まった、と、考えるのは、なんだかとても愉快だなぁと思った。*1

また、村岡花子はアンとほぼ同年代の日本、関東大震災、世界大戦、言論統制の時代を生きた人で、また、関東大震災前にあった横浜の聖書やキリスト教書を印刷する会社の人のもとへ嫁いでいたことがこの本からわかった。つまりアンの著者で牧師婦人のモンゴメリ同様、村岡自身もキリスト教社会に深くコミットし、信仰に生きていた人なのだ。

ミッションスクールの歴史や、横浜のミッション・教会関連の歴史が垣間見れて、わたし自身が横浜のミッションスクール出身なものだから、自分のルーツとなったことの歴史がよくわかって、とても良かった。*2

アンのゆりかご―村岡花子の生涯 (新潮文庫)
村岡 恵理
新潮社
¥ 740

Tags: 読書

*1 アンのシリーズそのものを読んでいて、メソジスト派が海外伝道に重きをおいているために、保守的な長老派のご婦人方にこてんぱんに評されているけれど、日本のミッションスクールなどはメソジスト派が世界伝道に励んでくれたためにできたものだし、設立当初は派遣伝道師や派遣シスターらが基礎をしっかり作ったところが多いので、こうした教会や団体は日本では伝統があるイメージとなっているので、アンを読んでたときは作中のメソジスト派のイメージをやや補正する必要があった。

*2 この日記は、2012/02/10に大幅加筆しました。

『アジア新聞屋台村』高野秀行

この著者の本は初めて読んだ。日本に集うアジア各国の人種が坩堝にビジネスをし、一つの会社を成す小説だった。女性がパワフル!おもしろかった。

アジア新聞屋台村
高野 秀行
集英社
¥ 1,680

Tags: 読書

2012年01月22日(Sun)

『空へ』ジョン・クラカワー

1996年のエベレスト大遭難から生還している筆者の回顧。重度の凍傷をおいながら生還したベック・ウェザーズが印象的。

空へ―エヴェレストの悲劇はなぜ起きたか
ジョン クラカワー/Jon Krakauer/海津 正彦
文藝春秋
¥ 1,850

Tags: 読書

2012年01月23日(Mon)

『サバイバル登山家』服部文祥

1969年生まれの著者は26歳でK2に登頂した経歴を持つが、その後、山での自給自足スタイルの登山を目指し、一ヶ月もの期間、北海道の山岳地帯を縦走する。つきぬけてるなぁ。

サバイバル登山家
服部 文祥
みすず書房
¥ 2,520

Tags: 読書

2012年01月24日(Tue)

『デス・ゾーン 8848M』アナトリ・プクレーエフ 著

96年エベレスト大遭難発生時、何名かの命を救う。旧ソ連の職業登山家。

デス・ゾーン8848M―エヴェレスト大量遭難の真実
アナトリ ブクレーエフ/G.ウェストン デウォルト/Anatoli Boukreev/G.Weston DeWalt/鈴木 主税
角川書店
¥ 1,890

Tags: 読書

2012年01月25日(Wed)

『死者として残されて』 ベック・ウェザース 著

96年エベレスト大遭難事故から奇跡の生還を果たした著者の手記。

前半が遭難事故の経験談、後半はエベレストに至った自分の人生について。鬱病を克服するために家族を省みず登山へはまってゆく、エリート男性。エベレストでの文字通り起死回生があったので鬱病から解放され家族への愛を取り戻したとあるのだけれど、正直、まだ凍傷のショックから癒されてはいないのではないか…と、生還そのものよりもその後の度重なる手術の苦痛に、読後、もやもやしてしまった。

あと、この手記を読んで、このエベレストに同時期に登っていたアイマックス隊の映像を見たいと思った。

死者として残されて―エヴェレスト零下51度からの生還 (海外ヒューマン・アドベンチャー・シリーズ)
ベック ウェザーズ/ステファン ミショー/Beck Weathers/山本 光伸
光文社
¥ 1,890

Tags: 読書

2012年01月26日(Thu)

『垂直の記憶』山野井泰史 著

ヒマラヤの登れた山、登れなかった山、そして最後に雪崩にあい指を凍傷で失うことになったギャチュン・カン北壁について、七つの章にわけて綴られている。

登山の中でも、垂直に切り立つ岩壁を幾日もかけて垂直によじ登ってゆく。ともかく、読んでいてすがすがしい登山。 雪崩にあたり、遭難しかけた時も誰のせいにもせず、自分に誤りがあったとは思うがそこで自暴自棄になったりパニックに陥らず、ただただ冷静に生き残ることだけを考え、身体を動かし、戻ってくる。

この前に読んだ本が気が滅入るようなエベレストの遭難事故の話しだったので、なんだかこの本にずいぶん救われた。

垂直の記憶 (ヤマケイ文庫)
山野井泰史
山と渓谷社
¥ 924

Tags: 読書

2012年01月29日(Sun)

『白夜の大岩壁に挑む クライマー山野井夫妻』 NHK取材班 編

NHK取材班が同行したグリーンランドの大岩壁の山野井夫妻の登山レポート。成功した登山なので、とても気持ちよく読めた。

白夜の大岩壁に挑む―クライマー山野井夫妻
NHK取材班
日本放送出版協会
¥ 1,680

Tags: 読書

『凍』沢木耕太郎 著

2002年山野井泰史、妙子のヒマラヤ・ギャチュンカン挑戦のルポルタージュ。二人は下山中に数度に渡る雪崩にあい、凍傷をおいながらも、ほぼ自力でBCまでたどり着く。生きることが、強い。


沢木 耕太郎
新潮社
¥ 1,680

Tags: 読書

2012年01月31日(Tue)

『神々の山嶺』夢枕獏 著

エベレストに初登頂したかと言われる伝説の登山家マロリーのカメラを、カトマンズで発見した主人公は…。エベレスト登山の山岳小説。おもしろかった。

神々の山嶺(上) (集英社文庫)
夢枕 獏
集英社
¥ 760

Tags: 読書

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